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東西南北

 ジョエズレイ氏の逮捕により、政界はひとつの危機を切り抜け、さらに株価まで上がった。こう考えると、5月17日のJBSショックは「いったい国になんと迷惑なことをしてくれたんだ」と言いたくなるカラ騒ぎだったようにも思える。だが、これでブラジル経済が快方に動き、ジョエズレイ氏のような、政治家をはめて自分たちの企業が生き残る、といった悪例がなくなっていけば、ブラジルにとっても他の企業にとっても良い出来事となるだろう。JBSは今、米国のモイ・パーク社など、かつて買収した企業の切り売りなどで、同社最大の危機を乗り越えようとしているが、あの問題録音を聞く限り、同情論は起こらないだろう。
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 15日から、ブラジルきっての大集客イベントとして世界的に知られるロック・イン・リオが開催されるが、12日、その予約したチケットを引き換えようとした人が長蛇の列をなし、リオ市中央部の地下鉄ラルゴ・ダ・カリオカ駅がごった返したという。実は引き換え自体は7月初旬からはじまっていたが、のんびり気質のリオっ子らしく、後回しにしたツケが今来ている。チケットは50万枚近く発券しているはずだが、開催前日まで混乱は必至だろう。
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 今年の冬は22日で終わるが、9月に入ってからのサンパウロ市は雨も降らず、暑い日が続いており、11日の最高気温は32度前後まで上がった。予報だと、今週いっぱいは、最高気温が33度前後、最低気温も18度前後という日が続く見込みだという。今月の降水量も気になるところなので、来週以降の寒冷前線到来に期待したいところだが。