冬が明けるのは9月22日のはずだが、ここのところ、サンパウロ市では連日、30度を越す暑さが続いている。それは現在、南東部以北を巨大な熱帯高気圧が覆っていて、寒冷前線を締め出すブロッキング現象を起こしているためだ。このため、次にいつ雨が降るのか読めない上、まだ雨季のシーズンに入ってないこともあり、天気予報でも、「向こう半月の降雨予想」などは行っていない。今月のカンタレイラ水系の降雨は現時点でわずか0・2ミリで、水位も(死水抜きで)55%台に落ちている。冬や春先に記録的に暑くて夏がそれほどでもなかった年は珍しくないが、とりあえずは今の暑さがおさまってほしいところ。
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14日早朝、サンパウロ市地下鉄5号線でコントロール・システムに異常が発生し、通常から約2時間遅れの午前6時37分から電車が動きだす事態が発生した。これにより、地下鉄側は、影響を受けた乗客のために代替の輸送バスを支給するサービスを行わざるを得ない状況になった。同線は今月6日に新駅が三つオープンしたばかりで、こうしたトラブルは起きやすい状況か。同線は今後も駅のオープン・ラッシュを控えており、気をつけてほしいところだが。
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15日夜から、2年に1度の大音楽フェスティバル、ロック・イン・リオがはじまっている。今年は昨夜出演予定だったレディ・ガガがキャンセルするなど、いきなりトラブルに見回れたが、50万人近くを動員する国際的イベントの成功を祈りたいところ。このイベントの模様は、開催期間中、ムウチショウ局で随時、生放送が行われる。