本日付本頁でも報じているように、連邦検察庁長官にラケル・ドッジ氏が就任した。国民としては、なにかと敵役扱いされがちなテメル大統領が選んだ、もしくは、極秘会談を行ったという情報のイメージが先行している感が否めないが、史上初の女性長官でもあり、検察庁やラヴァ・ジャットをはじめとした捜査にいかなる形で新たな側面をもたらすかにも期待したいところだ。一方で、ジャノー前長官の方にも「ジョエズレイ・バチスタ氏のデラソンに検察庁の元捜査官が関与していたことを事前に知っていたのでは」など、様々な憶測が流れ始めている。こういった憶測や噂の真相も気になるところだ。
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レデ局、バンデイランテス局、レコルデ局のニュースキャスターを歴任したジャーナリストのマルセロ・レゼンデ氏が13日、入院先のサンパウロ市南部の病院で前立腺癌のために亡くなった。65歳だった。レゼンデ氏は1997年に、大サンパウロ市圏ジアデマのファヴェーラで警察による暴力行為が繰り返されていたことをスクープしたことをはじめ、正義派のジャーナリストとして国民からの尊敬を集めていた。まだまだ活躍できる年齢だった故に、残念だ。
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この金曜から日曜までの3日間はロック・イン・リオで盛り上がったブラジル。21日からの4日間はロック・イン・リオ第2陣が行われるが、サンパウロ市のアリアンツ・パルケでは全く同じ日時で、同イベントと同じ大物出演者が、「サンパウロ・トリップ」と題して、4日間連続のコンサートを行う。サンパウロ市民としてはこちらの盛り上がりも気になるところ。