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東西南北

 19日、テメル大統領は国連総会でスピーチを行ったが、テメル大統領の後にスピーチした米国のトランプ大統領は、ここ最近と同様に強気で、この場所でも北朝鮮への軍事介入の可能性を否定しなかった。「平和」のイメージの強い国連の会議の席で、ここまではばかることなく好戦的な物言いをする米国の大統領の姿は見ていて心配になるが、果たしてベネズエラ問題でもこういう調子なのだろうか。ベネズエラの場合、どこかの国に戦争や侵略を仕掛けるとかではないので、北朝鮮とはだいぶ勝手が違うが、下手に挑発するようだと、問題は国際的にこじれかねない。国連がタッチできる範囲内での解決を願いたいが。
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 サンパウロ州ペルイーベの市警は18日、16日夜に起こった18歳の女性に対する集団強姦の容疑者として、3人の男性を逮捕した。容疑者は15歳、17歳、18歳といずれも10代の若者だった。被害者の女性は16日、広場で友人らと酒を飲んで酔っていた時に3人に近づかれ、公衆トイレまで逃げたものの、追いつかれ、強姦の被害に遭っていた。同様の事件は最近、全国的に広がっている最中ゆえに、一層の注意が必要だ。
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 20日、サッカーのリベルタドーレス杯の準々決勝、ボタフォゴ対グレミオ、サントス対バルセロナ・グアヤキル(エクアドル)の第2試合が行われる。第1戦はいずれも引き分けだったが、この2試合の勝者が準決勝で顔を合わせることになる。ブラジル勢は2013年以来決勝進出がないので、何としてもサントスが勝ってのブラジル同士の準決勝を望みたい。