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当たるも八卦=「小池百合子都知事国政への展望」=ソロカバ市 早川量通

小池百合子東京都知事(By Tomin First no Kai staff, via Wikimedia Commons)

小池百合子東京都知事(By Tomin First no Kai staff, via Wikimedia Commons)

 ついに山動く――。〃核融合爆発〃が起き、小池百合子東京都知事大旋風が全国津々浦々に吹きまくるのか?
 安倍晋三総理が森友・加計問題と閣僚の失言、失態で人気が30%台すれすれまで内閣支持率が落ち、2017年8月3日に内閣改造を「仕事師内閣」と銘打っただけで30日足らずで40%台に上がったら、安倍晋三総理は衆議院の解散は首相の専権事項と9月25日に正式表明された。
 10月10日公示、10月22日投開票となるとの事で、国政の政界の再編、動向が俄然風雲急を告げる注目の的となってきたが、小池百合子東京都知事も9月25日に「希望の党」の立ち上げ、更に代表となっての国政の参戦を表明されたが、当たるも八卦的予言をすると―、
 1)小池百合子東京都知事が代表の希望の党は、衆議院選挙で第2党となり大躍進する。
 2)安倍晋三首相は、自民党総裁としてかろうじて言い訳のできる自公連立で235席は確保する。
 3)今度の衆議院選挙で東京都選出の現自民党衆議院の多くは落選する。
 1)についての八卦は、25日午後6時に安倍晋三総理大臣の天下の宝刀の専権事項によって、衆議院解散の選挙が10月10日公示、10月22日投開票が表明されたが、すぐに小池百合子東京都知事が国政参戦の「希望の党」の立ち上げを表明。「待っていました」とばかりに、将来の自分が首相の布石として代表の表明をされたが、今回も小池旋風は日本全国津々浦々に吹きまくる。
 特に東京都下は勿論、都の近県の神奈川、千葉、埼玉、茨城、そして政令都市である札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、福岡等々は、立候補者を全面的に立て、大票田の無党派層の全面的な支援を受けるようにする。また、現職の他党からの入党、特に民進党や無派閥の議員等々が25名前後は、「希望の党」に入党し、立候補する。
 2)について安倍晋三総理は、民進党の前原誠司代表の代わり、小池都知事の腹心の若狭勝が新党を立ち上げようとしていた矢先を挫こうとばかりに、また更に自分の森友・加計学園問題の追及を避けるためもあり、専権事項の天下の宝刀を抜いた。
 だが「そうはどっこい問屋は卸さず」とばかり、小池百合子東京都知事は素早く国政の政党「希望の党」を25日午後1時半に立ち上げ表明し、安倍晋三総理が25日午後6時に発表した「衆議院解散、10月10日公示、10月22日投開票の表明」に先んじた対応をした。
 既に細川豪志、松原仁、中島昭久という民進党の幹部クラスの参画がはっきりし、前回の都議選と同様、民進党からドミノ現象で現職の衆議員が15名前後が入党する。更に中山成彬、恭子夫妻、渡辺善美、松沢成文、名古屋市長の河村たかし、現在フリーの中田宏、猪瀬直樹等々、多士済々の人々が「希望の党」より立候補する。
 3)については、一体「希望の党」からどのくらい立候補するのかと言うと、去る都議選を例にすると150名くらい立候補し、100名から120名の当選者が出る。特に、東京都の自民党の現衆議員は小選挙区では石原慎太郎の息子、石原伸晃、宏高兄弟、松本洋平、萩生田光一、下村博文等々の、これまでの反小池百合子議員の面々は首を洗って立候補する覚悟が必要である。
 また、自民党の森喜朗元総理の牙城である石川県にも必ず立候補者を立て、攻城を計る。「希望の党」は、中道保守として日本の将来を託せる健全な政党として自民党の受け皿となる。10月22日に国民が待ちに待った保守二大政党を見ることができる。
 その暁には、「希望の党」は中道保守として安倍晋三総理が夢見た最大の希望である日本国憲法の制定、または改定に参画しタッグを組むことになる。(記載中の姓名の敬称は略しました。9月25日記)