27日付アゴラ紙によると、サンパウロ市地下鉄4号線では年々、乗客の怪我というアクシデントへの対応数が増えているという。15年は月平均16・3件だったが、16年には20・8件となり、今年はこれまでのところ、23・9件に上っているという。そのほとんどが、階段から落ちたとか、プラットホームで転んだものだ。その原因となっているのは、携帯電話の使用だという。通話を行ったり、文字を読んだり打ったりしているうちに、周囲が見えなくなって事故が起こるというのだ。4号線はプラットホームと通路が広くて明るいからそうなりやすいが、くれぐれも周囲には気をつけて。
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サンパウロ州ジュキアーで24日、20歳の女性、ジェニファー・モラエス・ベロさんが、約20カ所もナイフで刺されて惨殺された。殺害したのは37歳の前夫で、4歳になる息子の前で殺したという。ジェニファーさんはかねてから夫の暴力を恐れており、3カ月前に別れたが、夫が認めず、グアルーリョスからプライア・グランデに引っ越した。だが、夫の追跡は続き、さらに逃げたが、最後は祖母の家で殺害された。被害者の恐怖を思うとやりきれない。
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27日付アゴラ紙によると、サンパウロ市内の公営図書館56館において、合計6万6588冊の本が未返却になっているという。未返却の本は、サンパウロ州立図書館とパルケ・ヴィラ・ロボス図書館の二つのみで1万4549冊に及ぶとか。全体で見れば、市内の書庫の3%ほどだとはいうが、公共のルールはこうした細かいところから守るべきだ。
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