《ブラジル》Cemig=4発電所の入札避けられず=運営権は121億レで落札=政府予想を10%近く上回る

ミナス・ジェライス電力公社(Cemig)が管理・運営していた四つの水力発電所の入札が27日に行われ、三つの企業や企業集団が、入札規定で定められた最低入札価格(以下、最低価格)の110億レアルを9・73%上回る121億3千万レアルで落札したと同日付現地紙サイトが報じた。
運営権委譲のための入札はサンパウロ市中央部のサンパウロ証券市場で行われ、ミナス州とゴイアス州にまたがるサンシマン水力発電所は、中国の企業集団Spic Pacif Energy PTYが、最低価格の6・51%増しの71億8千万レアルで落札した。
また、ミナス州とサンパウロ州にまたがるジャグアラ水力発電所は、企業集団のエンジエ・ブラジル・ミナス・ジェレサン(旧GDPスエズ)が、最低価格の13・59%増しの21億7千万レアルで落札。同集団はミナス州にあるミランダ水力発電所も、最低価格の22・42%増しの13億6千万レアルで落札した。
ミナス州とサンパウロ州にまたがるヴォウタ・グランデ水力発電所は、エネル・ブラジル(株)が最低価格の9・84%増しの14億レアルで落札した。
落札した企業や企業集団は、各発電所を30年間運営できる。これら四つの発電所は、Cemigが供給する電力の37%を供給していた。
今回の入札はCemig側の希望ではない。四つの発電所は、ジウマ前大統領が12年10月に電気料金値下げのために発電所の運営権に関する契約更新を求めた際、この要請に応じなかった5電力公社が管理する30の発電所の一部だ。
Cemigは入札回避の方法を探し、8月に入札差し止めの暫定令を得たが、同暫定令は今月20日に無効化された。発電所の入札阻止運動は前夜まで続いたが、入札回避は叶わなかった。
今回の入札が成功し、落札価格が最低価格を10%近く上回った事で、今年の基礎的財政収支の赤字を1590億レアルに抑えなければならない連邦政府は一息ついた。政府側は今回の入札成功を見込み、凍結されていた今年度予算の一部(128億レアル)開放案を議会に送り、22日に議会の承認を得ていた。
連邦政府は開札後、最低価格設定を含め、入札は成功とする記者会見を行った。だが、証券市場前では入札反対の抗議行動も起き、会見会場に入り込んだ抗議行動参加者が、記者会見中の国家電力庁職員に、運営権が民間企業に移る事で電力料金が値上がりする可能性や、発電所職員らの雇用継続について、説明を求める場面も見られた。