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消えた故郷に思いを寄せ=ジャクチンガ会、12日

来社した山矢さん

来社した山矢さん

 サンパウロ州ポンペイア市近郊ジャクチンガ移住地の出身者が集う『第21回交流食事会』が、(10月)12日午前9時から山形県人会(Av. Liberdade, 486, Sala 24)で行なわれる。
 1936年に入植が始まり、綿花やとうもろこし栽培で栄え、最盛期には100家族が暮らした。同移住地はブラジル人経営の牧場になり住む人はもういないが、交流は継続している。
 同村の出身者も高齢化で、継続が危ぶまれながらも、継続の要望は絶えず、今年も開催されることになったという。例年、80人以上の出身者やその家族が集まるといい、持ち寄りの豪華な食事やビンゴ大会で旧交を温める。
 案内のため来社した世話役の山矢三郎さん(80、二世)は「故郷が消えても、今なお集っていることに驚く人もいるほど。豪華な料理を堪能しながら、一日を賑やかに過ごしましょう」と参加を呼びかけた。
 会費は25レ(10歳以下と80歳以上は無料)。加えて料理一品の持ち寄りを呼びかけている。問い合わせは山矢さん(11・3992・5656)まで。