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 聖母アパレシーダの祝日である12日は、「子供の日」でもある。それに併せ、ジャパン・ハウスは「紙芝居」を同日午前11時から同館で行う。紙芝居の題材は『笠地蔵』。ある大晦日の夜、正月のおもちを買うため笠売りに出かけたお爺さんが、道端で雪の積もっていた地蔵尊に笠を被せてやり、その恩返しを受けるという言わずと知れた物語だ。子供に語り聞かせる童話の中に、日本人の道徳心を育むものが散りばめられている。子や孫を連れて同館を訪れ、日本文化の価値をもう一度見つめ直してみては。