12日は「聖女アパレシーダの日」として祝日だったが、本紙でも報じているとおり、今回は最初の奇跡が起こって300周年の記念の年ということもあり、注目度が高かった。ただ、どうやら熱かったのは信者の気持ちだけではなく、気候も同様で、この日のアパレシーダの日中の最高気温は36度を記録。サンパウロ州だと、このくらいの気温で年間最高クラスなので、ミサに参列した人たちの体調の方も気になるところだ。ただ、寒冷前線の接近でこの暑さも峠を超え、明日、明後日の最高気温は21~23度と、10度近く下降する模様。これだけ気温の動きが極端だと肌の順応も難しいので、くれぐれも体調には気をつけて。
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12日は同時に子供の日でもあったが、サンパウロ市東部サンミゲル・パウリスタのファヴェーラではこの日、3歳の女児2人が遺体で発見された。アドリエリちゃんとベアトリスちゃんの2人は9月24日から行方不明となっていたが、この日、空き地に放置された車の中に閉じ込められた状態の遺体が発見された。住民が異臭で気付き、警察に通報したが、遺体は腐乱していた。遺族にとっては最悪の日となったが、犯人逮捕を願うばかりだ。
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南部と南東部、中西部の諸州と連邦直轄区では、15日より毎年恒例の夏時間がはじまる。15日は、午前0時からではなく午前1時から1日がはじまるので、1時間損をした気分になるが、少し前から早めに就寝していると慣れが早い。この日が来ると「これから暑くなる」とも思うもの。今回の夏時間は来年の2月17日まで。2月18日は1時間得する?