6日は久しぶりに前下院議長のエドゥアルド・クーニャ氏が公の場に現れて話題をさらったが、いつも通りの開き直りを見せたクーニャ氏とは対照的に、下院議長としては同氏の前任のエンリケ・アウヴェス被告は、証言台でただ泣きじゃくるばかりの姿が見られ、話題となった。「秘密口座の存在は認めるが、入金内容は知らなかった」と泣き崩れたのだが、それにしても泣く必要はあるのだろうか。アウヴェス氏は20代の時に二世議員として当選したが、下院では提案らしい提案も行わないまま、在籍年数の長老として下院議長になったことで知られている。70歳近くになってもまだ、お坊ちゃん体質なのには驚きだ。
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6日午前、サンパウロ市セントロのイジエノーポリス区アンジェリカ大通りの郵便局に、4人組の強盗が押し入った。この郵便局では銀行業務の機能もあるために狙われたようだ。犯人たちは従業員を含む約10人を人質にして、郵便局に立てこもったが、駆けつけた軍警と局内で銃撃戦になった結果、4人全員が逮捕された。軍警側にけが人はなく、容疑者も1人が負傷して病院で手当を受けたのみだった。無事に問題解決は何よりだが、朝っぱらから物騒な騒ぎだ。
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サッカーは今日から向こう一週間は国際的に、まだ未決定の地域のW杯出場チームを決めるか、ブラジル代表のように2試合の親善試合を行う。その期間中、他の国ではリーグ戦は休止に入るのだが、ブラジルの全国選手権だけは全くの例外だ。この間、よりによって今日から3節消化と、通常よりむしろ忙しい。選手に休息も必要なのだが。