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親善試合終了後のセレソン通信簿=W杯代表への「残席あり」はあといくつ?

 16日までにサッカーW杯ロシア大会の代表32チームが出揃った。日本とイングランドとの親善試合を終えたブラジル代表(セレソン)も、ロシアでの本番までは来年3月の親善試合を残すのみとなった。
 ブラジルのインターネット上のサッカー報道では、グローボエスポルテが11月の親善試合が終わった時点でのW杯での代表入りに向けた選手の通信簿を発表した。
 同サイトによると、現在、W杯代表当確と言えるのは15人だという。それは「不動の11人」とも呼ばれているレギュラー(アリソン、ダニエル・アウヴェス、マルキーニョス、ミランダ、マルセロ、カゼミロ、パウリーニョ、レナト・アウグスト、フィリペ・コウチーニョ、ネイマール、ガブリエル・ジェズスの11人)と、準レギュラー格のウィリアン、チアゴ・シウヴァ、フェルナンジーニョの3人に、第2キーパーのエーデルソンだという。
 同サイトは「濃厚」にセンター・フォワードの控えのロベルト・フィルミーノをあげると共に、フォワードの控えのジエゴ・ソウザと第3キーパーのカシオの名前もあげている。この二人は共に、サッカーファンの間では「ほかに良い選手がいるのに」と不満の対象にされており、出場した日本戦でも良い働きをしたとは言えなかったが、同サイトの評価は高かった。両選手はチッチお気に入りの選手でもある。
 そして、「今回の親善試合で株をあげた選手」として、右サイドバックのダニーロと、インサイド・ハーフの右で出場したジュリアーノの名前をあげた。
 また、「評価が下がった選手」には、センターバックのジェメルソン、ミッドフィールダーのジエゴ、フォワードのダグラス・コスタとタイソンの名前をあげた。
 ジェメルソンは日本戦の後半に槙野のヘディング・シュートを防げなかった点をマイナスにされた。
 ジエゴは日本戦に出場する予定だったが、怪我でかなわなかったことを問題視された。インサイド・ハーフの左の座は、ルアン(グレミオ)やエルナネス(サンパウロ)といった、次回召集が予想される選手もおり、アピールできなかったことは苦しいとの見方だ。
 ダグラス・コスタとタイソンも日本戦に出場したが、アピール不足が指摘された。タイソンもジエゴ・ソウザ同様、召集されることへの国民の支持が薄い選手で、コスタは「良い選手だが怪我が多い」「強豪チームの控え選手」のイメージが強い。
 また、「最近の召集では活躍はしている」とされながらも、「ライバル(フィリペ・ルイス)が手ごわい」とされた左サイドバック控えのアレックス・サンドロもいる。 いずれにせよ、代表23人への「残席あり」は5~8枠だけのようだ。(15日付グローボエスポルテより)