24日付のサンパウロ市官報に載った条例によると、市内の道路で立小便を行った人に対しては500レアルの罰金刑が科されることになるという。「今頃、立小便に罰則?」と思われる人もいるかもしれないが、サンパウロ市内は公衆トイレの数が少ないことで知られており、道端で用を足す人が少なくない。歴史的記念物や公共の建物に小便をかけた場合や、人前で立小便したり性器を見せたりした人は警察に連行される。器物破損や女性への卑猥行為にもつながるので、重い措置になるということか。市としては、立小便がピークとなるカーニバル期間中は取り締まりを強化する意向というが、清潔なカーニバルは市民も望むところだ。
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25日の午後8時30分頃、サンパウロ市東部モオカのショッピング・プラザ・モオカで強盗騒ぎが起きた。強盗は4人組で、まず武装した3人が携帯電話ショップのTIMを襲い、36機もの携帯電話を盗んだ。さらにもうひとりがファストフード・チェーンの「ボブス」を狙い、レジから1千レアルほどを盗んだ。4人は駐車場で銃を発砲するなどしたが、負傷者はいなかった。ブラック・フライデーの週末は買い物客も多かったが、気の毒な恐怖体験だ。
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27日より、サンパウロ市地下鉄5号線の新駅3駅(アウト・ダ・ボア・ヴィスタ、ボルバ・ガット、ブルックリンの3駅)が通常運行となった。ただ、情報があまり行き渡っていなかったためか、この日の朝の新駅利用者は少なく、車両内はガラガラ。来年1月から段階的に駅が増えていく線でもあるので、見守っていきたいが。