連邦検察庁が高等裁判所に、オデブレヒト社からの収賄疑惑で、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)に関する捜査開始請求を行った。25日付エスタード紙によると、22日提出の捜査開始請求の報告管はナンシー・アンドゥリッジ判事だ。
捜査開始請求は、オデブレヒト・インフラエストゥルトゥーラ元社長のベネジクト・バルボーザ・ダ・シウヴァ・ジュニオル氏、同社元財政部長のカルロス・アルマンド・ゲデス・パスコアル氏、サンパウロ市地下鉄事業の責任者のアルナルド・クンプリド・デ・ソウザ・エ・シウヴァの3氏の証言に基づいて行われた。
それによると、アウキミン知事は2010年の知事選時に200万レアル、14年にも830万レアルの計1030万レアルをオデブレヒト社から受け取ったという。この金は選挙高裁に申請されていない。受け渡しを手伝ったのは知事の義理の兄弟のアジェマール・セーザル・リベイロ氏で、同氏も賄賂の一部を受け取っていたとされている。
アウキミン氏は18年大統領選でのPSDBからの出馬候補として有力視されている。