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FIFA裁判=ブラジル・サッカー連盟前会長の収賄疑惑で録音暴露=歴代のCBF会長で山分け?

 米国で行われている国際サッカー連盟(FIFA)絡みの裁判で、ブラジル人企業家のジョゼ・アヴィラ被告(通称Jアヴィラ氏)が5日、ブラジル・サッカー連盟(CBF)のジョゼ・マリア・マリン前会長と収賄計画について話しているテープなどを提出し、物議をかもした。6日付現地紙が報じている。
 企業「トラフィック」社社長のJアヴィラ氏は4日、米国ブルックリン裁判所で、CBFの二代前の会長で長期政権を誇ったリカルド・テイシェイラ氏に「年平均33万レアルの贈賄を行っていた」と証言したばかりだが、翌日の行為はその証言に拍車をかけた。
 同被告が提出した録音テープには、2014年4月30日に米国マイアミで行われた、コパ・アメリカ100周年記念大会(2016年開催)にまつわるイベントの際、マリン会長(当時)と、Jアヴィラ氏と共同でサッカー関連の事業を担当していたクレフェル社社長のクレベール・レイテ氏が行った会話などが録音されていた。
 二人は、マリン氏とテイシェイラ氏、マルコ・ポーロ・デル・ネロ現会長との間での賄賂の取り分について話し合っていた。この会話で扱っていた賄賂は、2013~22年のブラジル杯のテレビ中継の契約金に関するものだったという。