ホーム | ブラジル国内ニュース | 《サンパウロ》有力サンバチーム、トゥクルビの倉庫で火災=カーニバル本番まで1カ月余りの時点で多くの衣装が焼失

《サンパウロ》有力サンバチーム、トゥクルビの倉庫で火災=カーニバル本番まで1カ月余りの時点で多くの衣装が焼失

本番まであと1カ月足らず、トゥクルビのパレードは間に合うか?(参考画像・Art Messina/Liga SP)本番まであと1カ月足らず、トゥクルビのパレードは間に合うか?(参考画像・Art Messina/Liga SP)

 4日朝、サンパウロ市北部のヴィラ・マゼイ区にあるサンパウロ市の強豪エスコーラ・デ・サンバ(サンバグループ)、アカデミコス・ド・トゥクルビ(トゥクルビ)の倉庫の2階で火災が発生し、同エスコーラのパレード用衣装が焼失した。死傷者が出たとの情報は入っていない。
 出火したのは、バルトロメウ・デ・トラーレス街256番にある倉庫だ。サンパウロのスペシャルグループ14チームの一つであるトゥクルビは、今年のカーニバルでは「博物館の夜」をテーマにパレードを行う予定だ。
 この倉庫ではパレードで使用する衣装の75%を制作しており、パレードを構成する重要なパート、バイアーナの衣装など、2千着が全て燃えてしまった。現場で使っていたミシンなども被害に遭った。
 出火当時、この倉庫では縫い子4人が泊まっていたが、物音で目が覚めた後、煙に気づいて急いで逃げたため、難を逃れることができたという。
 同エスコーラでは、4日に予定されていた今年初めての練習をキャンセル。責任者らは「全力を挙げてパレードのための準備を行う」としているが、「実質的にゼロからの出発」という現実は重たい。
 出火原因や被害の詳細は、今後の調査を待って、明らかにされる見込みだ。(4日付G1サイトより)