ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)は今年7月の日本祭りで、ギネス記録に挑戦する。先月14日にブラジル三重県人文化援護協会で行われた12月度県連代表者会議で決議した。用意する日本食の種類の多さで登録を目指しており、各県人会の協力が必須となる。
県連は日本祭りがギネスに登録されることで、同祭の知名度の高め、さらなるスポンサーの招致と、来場者の増加などを狙う。山田会長は「日本祭りはこれまで成功してきたが、胡坐をかいていてはいけない。進化し続けなくてはいけない」と強調する。
ギネスの登録には、契約料、記録判定人の渡伯・滞在費用など約7万7千レアルの経費が掛かる見込み。また、記録達成のためにギネスワールドレコーズ社(以下、ギネス社)が提示した日本食の数は500食超で、各県人会が料理の提供を行う。
14日の県連代表者会議で、記録挑戦の申請をするか否か多数決を取り、賛成28票、反対8表で可決した。反対の意見として、ギネス登録のメリットが明確化されていないこと、日本食を用意するために例年以上の負担を要することなどが挙がっていた。
昨年、ギネス社(米国)から審査担当者を呼び寄せ、何らかの記録で登録可能か判断するために日本祭り会場を視察してもらった。審査の結果、一度は要件を満たさないため登録できないとされたが、日本のギネスワールドレコーズ社が再検討。昨年11月、用意される日本食の種類の多さで記録に挑戦できるという回答を得ていた。
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