【既報関連】1日午後に囚人同士の喧嘩から暴動が発生し、囚人9人が死亡、14人が負傷、脱走者も出た、ブラジル中西部ゴイアス州都ゴイアニア市近郊のアパレシーダ・デ・ゴイアニア市の複合刑務所で5日早朝、1日以降、3度目となる暴動が発生したと、同日付現地サイトが報じた。
今回の暴動が起きたのは、最初の2回とは異なる、オデニール・ギマランエス収容所(POG)だ。ROGには一切の外出が許されない、レジーメ・フェシャードと呼ばれる禁固刑に服する囚人が収容されている。
同州保安・刑務所管理局広報部は、軍警の援護を受けた刑務所関連特別作戦部隊(GOPE)が現場に介入し、統制を取り戻したと発表した。
軍警広報は、「GOPEも軍警も、素早く、力強い対処を行い、暴動を制圧した。死傷者は出ていない。今後、現場検分に入る」と語った。軍警側は機動隊や特別作戦部隊、騎馬隊などが出動。消防隊も動員された。
1日の暴動は、同じアパレシーダ・デ・ゴイアニア複合刑務所内でも、昼間の外出が認められるセミアベルトの囚人を収監する農工業コロニーで発生。同コロニーでは3日に現場検分が行われ、改正すべき点も指摘されたが、翌日の4日夜、囚人同士の暴動が再発。4日の暴動では死傷者は出ていないが、混乱に乗じて1人が逃走した。
4日の暴動後、軍警広報は、特殊作戦実行部隊(BOPE)や広域無線警備隊(Grear)、機動隊などを派遣し、暴動を鎮圧後、周辺に警官を配置して、同コロニーを隔離したと発表した。
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