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東西南北

 11、12日付の本頁で、9日にサンパウロ市地下鉄1号線で起きた、23歳の女性が見知らぬ男性により線路に突き落とされた事件に触れた。12日付アゴラ紙によると、この事件がテレビなどで報道された後の反響はかなり大きかったようだ。事件以降、乗客は黄色い線に近寄りたがらなくなっており、プラットフォームの壁際で電車を待っている人たちの姿が写真で報じられている。「明日はわが身」と感じたということか。同じ市内の地下鉄でも、4号線などでは飛び込み自殺防止用に、電車が到着するまで線路に近づけなくする自動開閉のフェンスがある。予算の問題もあるだろうが、他の線でも使用した方が安全だと思うのだが。
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 11日午後5時40分頃、サンパウロ市地下鉄5号線で全線が運行停止状態となった。それは、前の電車と次の電車の運行間隔を調節する機械が故障したためだ。同線の大部分は午後9時頃に運行を再開したが、昨年9月から営業が始まり、今回の故障の原因ともなったアウト・ダ・ボア・ヴィスタ~ブルックリン間は、終日、運行が再開しなかった。これからまだ新駅が出来ていく5号線だけに、故障対策はしっかり行ってほしい。
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 11日も午後に一時強い雨の降ったサンパウロ市。その影響もあり、カンタレイラ水系では、12日午前9時現在で早くも月間降水量が3桁台に乗り、117ミリを記録。アウト・チエテやグアラピランガでも60ミリを超えるなど、月の半ば前としてはよく降っている。予報によると、雨の降りやすい不安定な状況は来週もまだ続くとか。夏の青空が戻るのはいつか。