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SC病院=遠隔会議で情報共有を強化=第7回会議を19日に

サンタクルス病院入口

サンタクルス病院入口

 サンタクルス病院(HSC、石川レナト理事長)は、『第7回遠隔プロジェクト会議』を19日午前11時から同病院内講堂で開催する。
 昨年開始された本プロジェクトは、高度な医療技術が要する症例に関する情報交換を目的として、同病院、サンパウロ州立大学病院、ベレンのアマゾニア病院の医師が、オンラインで遠隔会議を行うもので、国際協力機構及び富士フィルム社が後援する。
 新年第1回目となる今会合では、全ての医療業界関係者に門戸を開き、様々な領域における治療事例について議論される。
 本プロジェクトのコーディネーターを務めるHSCのヤマノ・ジュリオ医師は、「昨年来から各回で共有されてきた経験は非常に有意義なもので、情報共有への関心も増加している」と語り、「18年は、会合での貢献がさらに有益なものとなり、医療業界全体を動かすものになることを期待している」と展望した。
 今後は、同病院が協力提携を結ぶ大阪大学や筑波大学にも遠隔会議の枠を拡大することも検討されており、更なる医療技術の向上に繋げていく考えだ。