日本の伝統工芸品を紹介する展覧会『ブラジルの家における工芸美術(Arte Kouguei na casa brasileira)』が、19日から来月2日までサンパウロ市ベラ・ビスタ区のデコ・ギャラリー(Rua dos Franceses, 153)で開催される。入場無料。月から金曜までは午前10時から午後6時、土日は午前11時から午後6時まで。まだ認知されていない日本文化を紹介するために同展は開催される。大館曲げわっぱ、川連漆器、江戸切子、甲州水晶貴石細工、高岡銅器、美濃和紙、美濃焼、豊岡桐生細工、熊本畳おもて、本場奄美大島紬など11の伝統工芸品が紹介される。13年にユネスコの無形文化遺産として和紙が登録され、世界的にも注目されつつある。通常の紙は紫外線により経年で黄ばみが生じる一方、和紙は白さを少しずつ増してゆくという特徴もあるのだとか。知られざる伝統工芸の魅力を再発見しに訪れてみては?
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日本では、2019年の「ラグビーワールドカップ」、2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」、そして2021年の「関西ワールドマスターズゲームズ」と、3年間連続で国際的なスポーツイベントを控えている。この期間は「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と呼ばれ、外国人観光客誘致で地域経済の活性化につながると期待されている。また、その準備として、外国語の案内を増やすなど公共施設の整備が進んでいる。この期間に訪日すれば、日本の国際化を肌で感じられるかも。ただし、残念ながらポ語の案内はないかも。