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《ブラジル》ガソリン13週連続値上がり=エタノールも1㍑3レアル突破

ガソリンやディーゼル油などの価格は上がり続けている(参考画像・Marcelo Camargo/Agência Brasil)

ガソリンやディーゼル油などの価格は上がり続けている(参考画像・Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 ブラジル国家原油庁(ANP)は29日、1月20日から27日までの1週間の、全国459カ所でのガソリン販売所のガソリン、ディーゼル油、エタノールの平均価格を発表したと29日付現地サイトが報じた。
 この間、ガソリン平均価格は1リットルあたり4・183レアルから、4・198レへと0・35%上昇し、13週連続の値上がりとなった。
 これは、28日にペトロブラス(PB)社が製油所でのガソリン価格を0・52%下げた事と逆行している。消費者への販売価格設定はガソリン販売所に決定権がある。そのため製油所での価格変動は、消費者がガソリンを買うときの価格と必ずしも連動していない。
 PBは昨年7月からガソリンやディーゼル油の価格を、原油の国際相場にあわせて毎月変更する方針を採っている。以来、ガソリン平均価格は19・6%上昇した。
 平均ディーゼル油価格も、1リットルあたり3・368レから3・381レへと0・38%上昇していた。PB社は同油の製油所価格を0・26%引き上げていた。
 原油価格とは本来関係のない、サトウキビが原料のエタノール平均価格も1リットルあたり2・963レから、3・002レへと1・31%上昇した。エタノール価格はこの一年で3・09%上昇している。