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フラメンゴ=元セレソンGK、ジュリオ・セーザル(38)の加入を発表=契約は3カ月、引退の花道飾る

フラメンゴに13年ぶりの復帰の会見を行った、ジュリオ・セーザル(右)(Gilvan de Souza/Flamengo)

フラメンゴに13年ぶりの復帰の会見を行った、ジュリオ・セーザル(右))       (Gilvan de Souza/Flamengo)

 

 リオの名門サッカーチーム、フラメンゴが、1月29日に元ブラジル代表ゴールキーパーのジュリオ・セーザル(38)の加入を発表した。
 1997年にフラメンゴでプロのキャリアをスタートさせ、2005年までに283試合に出場したジュリオ・セーザルにとっては、13年ぶりにプロデビューを飾ったチームへの帰環だ。
 ジュリオ・セーザルは、2005年にはイタリアの名門チーム、インテルに移籍し、セリエA5連覇やUEFAチャンピオンズリーグ、FIFAクラブW杯制覇にも貢献した。
 ブラジル代表としても2002年から2014年まで87試合に出場。W杯にも3回出場した経験を持つジュリオ・セーザルだが、近年は怪我や年齢による衰えから、前所属チームのベンフィカ(ポルトガル)でも出場機会を減らしていた。
 今回の契約は、実質的な戦力になることを期待してというよりは、引退の花道を古巣のチームが用意したという意味合いが強い。
 契約期間もリオ州選手権終了までの3カ月と短く、サラリーも、あくまで形式的な金額(月額1万5千レアル、約52万円相当)だ。
 「自分のプレーが良く、首脳陣も純粋に戦力として考えるに至ったら、契約を延長し現役続行も考えるか?」との問いかけにも、ジュリオ・セーザルは、「そのつもりはない。3カ月で引退するつもりだ」と答えた。
 また会見に同席したエドゥアルド・バンデイラ・デ・メッロ会長も、背番号12のユニフォームをジュリオ・セーザルに手渡し、「この番号はチームがファン(12番目の選手)への敬意から欠番になっていた。しかし彼の見せたフラメンゴへの忠誠心は、最後の3カ月をファンと共に12番をつけて戦うのにふさわしい」と語った。(1月29日付グローボ・エスポルテサイトより、2月1日掲載)