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東西南北

 カーニバル・シーズンが到来し、サンパウロ市でも3、4日の週末は早速、187ものブロッコが市街に繰り出し、それぞれに盛り上がりを見せた。中には人気歌手が登場して、その場にいた人たちにうれしいサプライズを提供する一幕も見られたりした。ジョアン・ドリアサンパウロ市市長の意向により、今年からは「ブロッコによる通りの混雑の緩和」をすべく、毎年おなじみの西部ヴィラ・マダレーナからブロッコの活動場所を拡散する計画を実施したが、「混雑の場所がただ単にピニェイロス方面に少し動いただけ」と皮肉る市民の声も。このあたりは今後の課題だろうが、とりあえず、カーニバルが楽しくはじまったことだけはたしかだ。
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 3日に行われたコリンチャンスの会長選挙で、12年の同チーム世界一の頃まで会長をつとめていた現下院議員のアンドレス・サンチェス氏が勝利した。だが、この勝利に納得のいかない人たちが結果判明後に暴徒化し、サンチェス氏は会場のサンジョルジュ公園の女子トイレに20分間隠れなければならない事態となった。サンチェス氏は下議を休職して同職に返り咲くが、ラヴァ・ジャットでも疑惑を持たれ、告発も受けているだけに混乱は続きそうだ。
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 そもそも、そのサンチェス氏が疑惑の人物となったのは、大のコリンチャンス・ファンであるルーラ元大統領との関係によるもので、イタケロン・スタジアム建設の際での疑惑などが絡んでいる。そのルーラ氏だが、裁判で散々の中、2日、連邦第1地域裁の命令でパスポートが戻ってくることになった。この後に有利な判決は続くか?