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サンパウロ市地下鉄=5号線各駅の開業さらに遅れ=運行制御システムの納入遅れにより

本来2014年には全線開通予定だった。サンパウロ地下鉄5号線(参考画像・Eduardo Saraiva/A2IMG)

本来2014年には全線開通予定だった。サンパウロ地下鉄5号線(参考画像・Eduardo Saraiva/A2IMG)

 【既報関連】サンパウロ市地下鉄5号線の各駅の開業がまたも延期されたと、14、15日付現地各紙・サイトが報じた。
 サンパウロ市南部を西から東へ走り、1号線や2号線に連結する5号線は、完成が度々遅れ、昨年中に完成とされていたエウカリプトス駅は、「1月中」が「カーニバルが終わるまで」と期限が延びていき、今では「2月中の完成、開業」となった。
 エウカリプトス駅から更に東進する、モエマ、AACD―セルヴィドール、オスピタル・サンパウロの3駅も、「カーニバルまで」とされていた期限が、「3月中、どれほど延びても4月初め」と、クロドアルド・ペリッシオーニ、サンパウロ州都市交通局長の口ぶりも歯切れが悪い。
 オスピタル・サンパウロ駅から更に東へ伸び、1号線と繋がるサンタクルス駅、2号線と繋がるシャカラ・クラビン駅の開通期限は、4月に保たれた。
 現在の5号線は、カッポン・レドンドからブルックリン駅まで運行している。ブルックリン駅とエウカリプトス駅の中間に設けられるカンポ・ベロ駅の完成は12月とされている。
 クロドアルド局長は完成遅れの理由を、州と契約を交わした民間企業、ボンバルディエル社による、地下鉄の運転制御システムの納入が遅れているためとし、同社には罰金が科せられるとした。