サンパウロ市のバスの運行を管理しているSPトランスがこのほど、同社が2017年に受けた苦情の内訳を発表した。3万5428件にも及んだ苦情の内、1位となったのは「バスが時間通りに来ない」で、4分の1以上となる26・21%を占めた。続いて「運転手がバスの乗り降りに応じなかった」が22・87%で2位。「利用者への態度が悪い」(10・98%)、「予定地に到着しなかった」(8・1%)、「バスの速度が遅い」(7・8%)と続いた。サンパウロ市のように渋滞が激しい都市ではバスの定時運行は難しいが、せめて、接客や、乗客を目的地に届けるといった最低限のことは遂行願いたいものだ。
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20日夜10時30分頃、サンパウロ市西部モルンビのボアヴェンツラ・ジョゼ・ロドリゲス・ネット大通りのバス停で、スーパーマーケット店員のレイナウド・ソウザ・アロウシェさん(20)が強盗に銃殺される事件が起きた。事件当時、アロウシェさんは携帯電話でイヤホンをして会話中で、強盗が電話を差し出すように求めたのが聞こえていなかったという。事件の場所が閑静な住宅街のモルンビで、その時にバス停に多くの人がいたというから衝撃だ。
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年金生活者は、28日までに「自分がまだ生存中」であると立証しなければならない。本来の締切りは昨年末だったが、受給者の10%が未確認だったため延長された。立証の義務化は、受給対象者が既に亡くなったのに年金を不正受給する人などがいるため。手続きを怠ると恩典を受けられなくなるので、年金や恩給を払い出す銀行に身分証明書を持って早めに。
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