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東西南北

 サンパウロ市西部モルンビのダヴィ・ベン・グリオン通りの交差点で21日夜、両替商を営むロジェリオ・ペレイラ・ジュニオル氏(36)が、いきなり銃弾を浴びる惨事が起きた。ペレイラ氏は信号待ちで停まったところ、路肩から武装した男性が現れ、ペレイラ氏に向けて、フロントガラス越しに最低でも12発の銃弾を放ったという。ペレイラ氏は顔や首などに銃弾を浴び、病院に運ばれたが予断を許さない状況だ。犯人はバイクに相乗りして逃げ、現在も逃走中だ。モルンビでは20日にも携帯電話強盗が20歳の青年を殺す事件が発生。近隣住民に恐怖が広がっている。
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 SPトランス社によると、2017年のサンパウロ市民によるバスの利用回数は昨年比約2%減の28億6200万回で、昨年より5千万回少ないだけではなく、この10年間で最少だった。ハダジ前市長の時に導入された「月極ビリェッテ・ウニコ」(購入時に料金を払い、後は乗り放題)の利用者は8カ月間で半分に減ったという。市側は休日が多かったりしたためとしているが、専門家は一部の料金値上げや不況、失業なども影響していたという。これからまた利用者が増えれば良いが。
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 今週末はサッカーのサンパウロ州選手権第9節が行われるが、注目は何といっても、今年初対決となるコリンチャンス対パルメイラス戦(24日、イタケロン)だろう。同州選手権はまだグループ・リーグの段階だが、応援団の盛り上がりやいかに。同州選手権グループ・リーグも残り4戦。両チーム共、そろそろ順当に決勝トーナメント進出を決めておきたいところでもある。