【既報関連】「サンパウロ州水道会社(Sabesp)の職員が、黄熱病防止の為に調査に来たといい、民家に入る事を求めている」という噂がインターネット上で広まっているが、それは事実ではないとSabespが否定していると、26日付現地サイトが報じた。
ネット上には男性の声で、自分の姉妹の家にSabespのユニフォームを着た人物が現れ、「水周りが汚染されていないか調査する」と言ったと明かされている。
Sabespは、職員が民家を訪問するのは住民から要請があったときだけとの声明を出し、黄熱病などを口実にした詐欺への警告を発した。
また、Sabespとその委託会社Gerentecのロゴマークが書かれた手紙が来て、住居訪問を求めているとの噂も広まっているが、Sabespは、ロゴマークや手紙は本物だが、貯水タンクや蛇口の検査の立ち入り検査などは行っていないとした。
Sabespは、デング熱や黄熱病のウィルスを持つ蚊を発見するための立ち入り検査もやっておらず、動物の死骸が給水システムに入り込み、水を汚染する可能性があるから、水質検査をさせて欲しいといった話も全て嘘だとした。
水道メーターの検針員が来た場合は、水道料金徴収票に次回の検針日が記載されているので、その人物が本物のSabesp職員か否かを確かめる事が出来る。
Sabespによると、Gerentecは大サンパウロ市圏内のいくつかの市でのサービスを委託するために契約した会社だが、Gerentecの名前で民家の貯水タンクや蛇口の検分をする事も有り得ないとした。
Sabespに関する情報は、24時間無料対応の195番か、0800・011・9911番(大サンパウロ市圏か、ブラガンサ・パウリスタ市都市圏)、0800―055―0195番(サンパウロ州内陸部か、沿岸部)に電話して確認する事が出来る。