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ネイマールが第5中足骨骨折=3月のブラジル代表の親善試合は欠場か

 フランスリーグPSG所属のブラジル代表FWネイマールが、25日に行われたオリンピック・マルセイユ戦で負傷。復帰がW杯前の5月になる可能性が出てきた。
 試合直後の報道では、捻挫だけで骨折などは避けられたとされていたが、精密検査の結果は、予想より悪く、第5中足骨の骨折も判明した。
 ネイマールはこれにより、6日に行われる欧州チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント一回戦セカンドレグのレアル・マドリッド戦には出場できなくなった。
 さらには、「最低でも全治3週間」とのことから、3月下旬のブラジル代表の親善試合(23日モスクワでのロシア戦、27日ベルリンでのドイツ戦)への出場も絶望的だ。
 手術をした場合、復帰はW杯直前の5月までずれこむのでは、との憶測も流れている。
 この報を受けて、ブラジル代表のチッチ監督も、3月2日予定されていた親善試合の代表メンバーの発表を、12日に延期することを決めた。
 ブラジル代表メンバーでは昨年12月にも、マンチェスター・シティ所属のセンター・フォワード、ガブリエル・ジェズスが内側側副靱帯を損傷し、25日に復帰したばかりだ。
 ネイマールは2014年のW杯でも、準々決勝のコロンビア戦で、相手選手のファウルで第3腰椎の骨折を経験している。
 また、10年の大会では、当時のエースだったカカーが、膝の状態が悪いまま大会に入ってしまい、本領を発揮できずに終わった例もある。
 選手にとってはクラブチームでのシーズン終盤の数カ月を棒に振ることは痛手だが、万全の状態でW杯に臨むためには、大事をとって休む、ということもあるかもしれない。(27日付アゴラ紙などより)