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《ブラジル雇用》約8万人の正規雇用増加=4年ぶりの1月上昇を記録

 ブラジル労働省が2日に発表した全就労・失業者台帳(Caged)によると、今年1月は7万7822人の正規雇用が生まれたと、2日付現地紙・サイトが報じた。
 これは、正規雇用の新規採用者数(128万4498人)から、正規雇用の解雇者数(120万6676人)を引いた数値だ。1月としては4年ぶりの正規雇用増加で、増加の幅も、12年の11万8895人に次ぐものだ。
 エウトン・ヨムラ労相代行は、「これらのデータは、政府がとってきた景気や雇用の回復策が功を奏した事や、我々は正しい道の途上にいる事を示している」と語った。
 2017年全体では、2万832人分の正規雇用喪失が起きた。正規雇用減少は3年連続で、15~17年に失われた正規雇用の口は288万人分に上る。
 今年1月末の時点での正規雇用者数は3794万人で、昨年1月末現在の3786万人から8万人増えた。
 増減を分野別に見ると、製造加工業が4万9500人で最も増えた。以下、サービス業が4万6544人、農業が1万5633人、建築土木が1万4987人、公益事業が1058人増えた。
 一方、雇用が減少したのは、マイナス4万8747人だった商業をはじめ、行政管理マイナス802人、鉱山採掘業マイナス351人が続く。
 短期契約だけみると、1月は2860人が採用され、399人が解雇された。短期契約により、3年以内に200万人分の正規雇用が生み出される事を連邦政府は願っているが、1カ月2500人弱の短期契約増ではそれには遠く及ばない。
 昨年改定された労働法ではパートタイム契約も設定された。1月の同契約での新規採用4982人に対し、解雇は3485人で、差し引き1497人分の雇用が増えた。