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JUNTOS=日系社会理解促進プログラム=日系社会の知見を広げる

来社した皆さん

来社した皆さん

 日本の外務省が行なうJUNTOSプログラムを通じて、ブラジル日系社会の理解促進のために、在日ブラジル人支援活動などを行なう外国人集住地域のNPO職員や日系社会に興味を持つ大学生など10人が来伯した。今回が初の取組みで、一行はサンパウロ市、マリリアなど日系社会を1週間の行程で巡り日系人と交流、知見を広げた。一行は先月22日に来社し、日系社会の印象を語った。
 岡崎市のNPO法人「Vivaおかざき」の長尾晴香さんはマリリア、アラサツーバなどノロエステを訪問、現地日系人との交流したことを挙げ、「日系人としての誇りが強い。特にノロエステ」と驚きを語り、「日系社会の歴史を感じる行程だった。平野植民地など、『日系社会を巡るプログラムだからこそ』行けて良かった」と感慨深げに語った。
 愛知県一宮市で発達や言葉の問題を持つ子供をサポートするNPO法人「アジャスト」の清長豊代表は現地学校の雰囲気の違いに驚いたそうだ。
 上智大学ポルトガル語学科の木岡由希子さんは「本で読んだ赤土を見ないと、移民文学はわからなかった」と振り返った。立教大学社会メディア学部の堀池桃代さんも「ブラジル日本人移民に関する本で読んだ苦労はここにあったんだ、と感慨深いものがあった」と笑顔を見せた。
 在聖日本国総領事館の岩嶋健次領事は「ブラジルの日系社会への派遣団は初めて。今後も続けていければ嬉しい」と語った。