ブラジル日本都道府県連合会(山田康夫会長)が「2月度県連代表者会議」を1日、文協ビル内の県連会議室で行なった。今回は第21回日本祭りの会場案の発表、県連活性化などについて発表があった。
今年の日本祭りは、110周年式典が開催される関係で、いつもより盛大になる。たとえば、EXPOサンパウロ会場入り口付近に日本文化スペースが設けられる。
その発表に出席したアリアンサ(日伯文化連盟)の折布講師のカトウ・タイスさん、漫画講師のシン・ファビオさんによると、90メートルもあるトンネル内には、会場で来場者が作った折り鶴や折布が飾られる。
その周囲には日本文化スペースのほかに長椅子を置いて休憩所になる。会場入口までの通路には6体の折り鶴のアート作品が設置される。今回は特別に、入口付近からアートの凝った装飾が見られそうだ。
入口の突き当たりは110周年式典会場で、5千人が一度に座れる。会場2階にある200平米ほどの会議室を借り、日本からの使節団ら約350人の接待コーナーとするほか、ギネス記録の料理審査も行う。5人の日本食料理人とギネス・ワールド・レコーズ社の社員2人が、各県人会が作る「和食」がギネス記録登録用の料理にふさわしいか審査する。
一方、県連活性化についての議題では、東洋街の情報サイトを運営するタカヤマ・タビタさんが、各県人会サイトの情報更新を頻繁にするよう呼びかけた。「日本祭りの時期が近づくほど、県人会サイトへのアクセス数は伸びる。県人会のイベントを日ポ両語で随時更新するべき」と語った。彼女の調べで、県連サイトには半年で3万人がアクセスし、半数は日本からだった。
今月29日の県連の定例総会では役員改選が行われることを発表。19日までのシャッパ提出が呼びかけられた。1月の会計報告では、収入15万6854・81レ、支出が15万5448・10レとなった。