株式会社カナメ・ホールディングス(大崎雅洋代表取締役、京都府本社)は、グループ会社への人材供給を目的として、職員採用のため現地視察を行い、先月16日に編集部を訪問した。訪日就労を考える日系人にとっては、直接雇用の貴重な機会となりそうだ。
07年に設立された同社は、グループ傘下に商流、物流、人材派遣、水産加工品製造の4つの事業会社を運営する。まずは物流事業への人材供給から始め、軌道に乗れば他の事業にも人材を登用していきたい考えだ。
同社では、外国人技能実習生を受け入れているが、労働条件に制約がある一方で、定住者資格を持つ日系人の方が採用しやすいという背景がある。今回は、日系三世を中心に募集を行う。
来社した同グループ傘下の人材派遣事業を行う株式会社アイクロコの高野泰彦顧問、安田英樹総務部長は「訪日就労によって、家族関係が分断されることはあって欲しくない。企業として公正に社員を扱いたい」と思いを語り、「よい人材を発掘し、育てていければ」と展望を語った。
問合せは、野澤弘治さん(電話=11・99966・2588/4727・3793、メール=echonozawa@gmail.com)まで。