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「カエルを飲み込むのはもうたくさん」?=慣用句にかけて、高金利に抗議

サンパウロの目抜き通り、パウリスタ大通りに面したサンパウロ州工業連盟ビルの前に出現した、巨大なカエル(Fiesp)

サンパウロの目抜き通り、パウリスタ大通りに面したサンパウロ州工業連盟ビルの前に出現した、巨大なカエル(Fiesp)

 サンパウロ市の目抜き通り、パウリスタ大通りに面したサンパウロ州工業連盟(Fiesp)本部ビルの前に、高さ5メートルの巨大なカエルの風船人形が出現した。
 Fiespは以前にも、ビルの前に巨大なアヒルの風船人形を置き、「他人のアヒルの代金を払うのはゴメン」(ポルトガル語の慣用句で、「他人の尻拭いをする」の意味となることから、「失政のツケを税金に回すな」)との抗議キャンペーンを行った事がある。
 今度のカエルは、「カエルを飲みこむのはもうたくさん」(これも、ポルトガル語の慣用句で「不本意な事を受け入れる」となる)の台詞にかけており、各企業や市民たちが高金利を取り立てられていることへの抗議キャンペーンだ。
 今後数日は、小さなカエルの人形が各銀行の前で配布される。Fiespは、風船やステッカーなども使い、運動を広めていく予定だ。(14日付フォーリャ紙、エスタード紙より)