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《ブラジル》一般消費者のインフレ予測は平均5・3%=政府統計と違う庶民感覚

長年の高インフレが、「どれだけ低くても年5%程度」とブラジル人に信じこませているのか? (参考画像・Tânia Rêgo/Agência Brasil)

長年の高インフレが、「どれだけ低くても年5%程度」とブラジル人に信じこませているのか? (参考画像・Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)発表の調査によると、今年3月の時点でブラジル人消費者が予測した今後12カ月間のインフレ率は平均で年5・3%で、2007年9月に記録した5・2%の最低値に近付いた。
 この調査は、消費者に対するシンプルな質問「今後12カ月のブラジルのインフレ率はどうなると思いますか?」の結果に基づいている。回答者は、「たとえば~%くらいですか?」などといった誘導は受けず、自分の思ったままを答え、その平均値が出される。
 ここしばらくは物価が大きく変動する予兆がないため、消費者が「だいたいこのくらい」と想像するインフレ率は当面、年間5%強程度で推移するとFGVは見ている。(22日付アジェンシア・ブラジルより)