6日にサンパウロ州知事がジェラウド・アウキミン氏からマルシオ・フランサ氏に代わったことに伴い、「プリメイラ・ダーマ(知事夫人)」も代わった。その新知事夫人が強いイメージの女性だと、10日付アゴラ紙が報じている。奇しくも、アウキミン氏夫人と同じ通称「ルー」で呼ばれるルシアさんは、元々は学校の経営者だが、男女同権を強く求めるフェミニストだという。マルシオ氏は10月の知事選でジョアン・ドリア前市長と戦うが、ルシア夫人は既に、「キャンペーンにも参加してサンパウロ市を変えることを期待したのに。もうガッカリよ」と夫に先んじて舌戦をはじめている。知事選盛り上げに一役買うか。
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一方のドリア氏は、かねてから報じられている通り、連立する社会民主党から副知事候補を出すことになる。だが、それは同党党首である元サンパウロ市市長のジルベルト・カサビ氏ではないという。有力視されているのは、カサビ氏の下で09~12年にサンパウロ市の副市長を務めた、同党副党首のアウダ・マルコ・アントニオ氏だ。現在73歳のアウダ氏は、サンパウロ市政界では1980年代からおなじみのベテランだが、ドリア氏の助けになるか。
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微妙な判定でサンパウロ州選手権の優勝を逃したパルメイラスのマウリシオ・ガリオッテ会長は、まだ怒り心頭だ。10日にサンパウロ州サッカー連盟で行われた同選手権後のセレモニーでは、ベスト11の内8人をパルメイラス勢で独占していたにも関わらず、チームごと参加をボイコット。さらには2019年の同選手権のボイコットも視野に入れているという。どうしたら、腹の虫は収まるか。
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