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ブラジル杯ベスト16出揃う=準々決勝進出かかる対戦カードも決定

 全国選手権と並び、ブラジル国内サッカー2大タイトルの一つ、ブラジル杯の組み合わせ抽選会が20日に行われ、準々決勝進出チームを決める八つの対戦カードが決定した。
 この大会にはブラジル全土から91チームが参加し、トーナメント戦で優勝チームを決定する。
 91チームと言っても、まず80チームがトーナメント戦を戦い、5チームまで絞られた後に、シードされていた11チームとベスト16を形成、再びトーナメント戦で優勝チームが決定するという仕組みだ。
 シード権を得られなかった80チームは、4回戦を突破して、ようやくシードの11チームと同じステージに上がれる。ベスト16入りを前に夢破れたチームの中には、サンパウロFCやインテルといった名門チームも含まれ、1回も戦わずにベスト16入りが保障されたシードチームの存在には不公平感も残る。
 しかし、シードチームの内、8チームは、80チームが1~4回戦を戦っている間、リベルタドーレス杯の試合を行わなくてはならず、日程が取れないという理由があり、残りの3チームは前年度の「全国選手権2部で優勝」、「北東部選手権優勝」、「北部、中西部選手権優勝」で、「ブラジル杯でベスト16からスタートできる権利」は、いわば優勝の〃ご褒美〃のようなものだ。
 抽選で決まった対戦カードは以下の通り。
アトレチコ・ミネイロ対シャペコエンセ
アトレチコ・パラナエンセ対クルゼイロ
バイーア対ヴァスコ・ダ・ガマ
ゴイアス対グレミオ
ヴィトーリア対コリンチャンス
アメリカ・ミネイロ対パルメイラス
ポンチ・プレッタ対フラメンゴ
サントス対ルヴェルデンセ
 トーナメント戦は、リーグ戦と違い、対戦相手の巡り会わせによる運不運も起こりやすく、過去には全国選手権2部のチームが優勝をさらった事もある。全国選手権2部または3部ながらベスト16に残っているのは、ゴイアス、ポンチ・プレッタ(2部)と、ルヴェルデンセ(3部)の3チームだ。
 優勝すれば来年のリベルタドーレス杯の出場権も得られるこの大会。順当に強豪が優勝杯をさらうか? それとも、意外な伏兵が現れるか?