今月19日の「陸軍の日」を記念し、ブラジル陸軍南東軍司令部で行われた表彰で、日系社会から野口泰在サンパウロ総領事、平崎靖之氏、池崎博文氏の3氏が称えられた。
これは1648年4月19日にペルナンブーコ州に野営中だったオランダ軍に、わずか2千人弱のポルトガル軍が外敵の侵略に団結して立ちあがった「グアララペスの戦い」を記念したものだ。
表彰は、軍人に対して授与される「陸軍功労章」と、陸軍に対して顕著な貢献をしたものに対して与えられる「名誉協力章」に分かれ、後者が3氏に授与された。
当日は、同司令軍のジョアン・カミロ・ピレス・デ・カンポス大将がイタリア訪問で不在のため、来月3日に着任する後任のルイス・エドアルド・ハモス・バチスタ・ペレイラ大将が出席した。
軍上層部の日系人を中心に広く交友関係を築いてきた平崎氏は「新任のペレイラ大将は、ブラジリアでは池田隆蔵中将の上官だった」といい、「今後、着任祝いを企画するなど友好関係を深めていきたい」と語った。