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《ブラジル連警》児童ポルノ摘発作戦決行=全7州で13人を逮捕

 ブラジル連邦警察は26日、児童虐待・ポルノ摘発捜査第2弾、「アンダーグラウンド作戦2」を決行。幼児虐待、ポルノ画像、動画制作、それらをインターネットで拡散した容疑で、国内7州で13人を逮捕したと、27日付現地各紙が報じた。
 逮捕者が出たのはリオ、ミナス、ゴイアス、ペルナンブッコ、マラニョン、アクレ、サンパウロ州の7州で、年齢層は25~49歳だった。
 逮捕者の1人は女性で、その他にも子供を対象とする非政府団体(NGO)に務める教師や、季節が来ればサンタクロースに扮して子供に愛想を振りまく仕事をしていた男性もいた。
 同作戦第1弾は昨年4月に行われ、その時の逮捕者は21人だった。
 連警はその後も捜査を続け、小児性愛や映像撮影に直接関係した容疑者らにたどり着いた。「捜査の手は、問題の根本である、小児虐待に手を染めているグループにたどり着いた」とは連警の総合統括アンドレイ・ロドリゲス氏の言葉だ。
 マルセロ・カルヴァーリョ警部によると、犯罪者たちが標的にしていたのは生まれたばかりの赤子から13歳の子供までだったが、実際に身体的接触をしたのは5~11歳児だったという。
 連警は、普通のネットユーザーの間では一般的ではない、画像共有サイトにアクセスし、容疑者を割り出した。警察によると、容疑者たちの多くは、被害者の家族や親類の友人だったという。