野口泰在聖総領事の誕生会が、52歳の誕生日である7日、サンパウロ市のニッケイパラセホテルで開催された。日系団体の代表者ら50人が集まり、野口総領事への祝辞やプレゼント贈呈が行われ、盛会となった。
誕生会を企画した広島文化センター会長の平崎靖之さんは、「友人として祝福したかった。こういった機会に野口総領事と日系社会の人々との距離を近づけたいと思った」と開催意図を語った。
会には菊地義治110周年実行委員長、山田康夫県連会長、池崎博文リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)会長、各県人会の会長らが出席した。平崎さんの祝辞の後、野口総領事が謝辞を述べ、花束やシャツなどのプレゼントを受け取った。
野口総領事は中南米局南米カリブ課、宮崎県警察本部長などを経て、昨年10月に着任。「今までここまで盛大に誕生日を祝ってもらったことはない。感激の一言です」と笑顔を見せた。
「着任以来、ブラジル人から非常にリスペクトを受ける。これは日本人が培ってきた『実直』や『勤勉』などのブランドイメージがあるから。皆様には重ねて御礼申し上げたい」と話した。
山口県出身の野口総領事は、同県人会の歓迎会や新年会に出席してきた。同県人会青年部の脇山マリーナさんは、「総領事は若い人の質問にも丁寧に答えてくれて、とても謙虚な人」と印象を語り、「忙しいと思うけどこれからもがんばってほしいです」とエールを送った。