ブラジル国家配給公社(Conab)は10日、8回目となる17/18農年の収穫予想を発表したと11日付現地紙が報じた。
それによると、17年8月から18年7月までの穀物と油糧種子の予想生産量は、前回の予想から1・3%増となる、2億3260万トンに上方修正された。
最新の予想通りになると、16/17農年比では2・1%ダウンだが、統計開始以来、2番目の収穫量にはなる。
穀物生産量の増減を大きく左右するのは大豆だ。その大豆が高い生産効率を見せ、収穫量も増大して来たため、今回の上方修正に繋がった。
豆類の収量は、前農年の1億1496万トン比2・6%増の1億1700万トン、とうもろこしは前農年の9784万トン比8・8%減の8920万トンとなりそうだ。
Conabとは独自に、1月~12月までの区切りで各年の収穫予想を出しているブラジル地理統計院(IBGE)は、今年(1月~12月)の収穫予想を、3月の発表より0・3%引き下げ、2億3千万トンとした。なお、IBGE算出の17年度の穀物収穫量は2億4060万トンだった。