ブラジル地理統計院(IBGE)は15日、国内サービス業月次調査(PMS)を発表。3月のブラジル国内サービス業売上は、前月2月比で0・2%の減少だった。
また3月の結果が判明した事で、今年第1四半期の結果も、昨年比1・5%減だった事が明らかになった。
今年3月の結果を季節調整せずに比べると、昨年3月比では0・8%減で、直近12カ月間の累積では2%の減少だった。
IBGEは、2月から3月にかけての0・2%減は、「専門職、管理サービス、補完サービス」が1・8%減少した事が大きいとしている。また、「輸送、輸送補助、郵便サービス」が0・8%減、「その他のサービス」が0・4%減だった。
2月比で売上が伸びたのは、「情報通信サービス」(2・3%)、「家庭向けサービス」(2・1%)、「観光活動」(2%)だった。
国内サービス業月次調査(PMS)担当部長のロドリゴ・ロボ氏は、今年3月の国内サービス業売上は、ピーク時の2014年11月と比較して12・8%も低く、最も低かった2017年3月と比較しても0・8%高いだけだ。
全体的には前月比0・2%減少だが、地域別に見ると、26の州とブラジリア連邦区の内、前月比マイナスだったのは八つの州だけだ。
マイナス幅が最も大きかったのは、リオ・グランデ・ド・スル州(2・9%減)だった。同州は3カ月連続のマイナスで、その間の下げ幅は累積7・3%に及ぶ。
リオデジャネイロ州は0・8%増で、連邦直轄区は4・1%増、サンパウロ州は0・2%増だった。(15日付アジェンシア・ブラジルより)
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