蜂鳥誌友会(編集兼発行人=富重久子)による俳誌『蜂鳥』341号が発行された。2月頃にNHKを見ると、まさに《大雪の祖国テレビで見る酷暑》(鈴木文子)という感覚。《焼肉ののこり火で焼く秋なすび》(田中勝子)。昼間から息子たちがシュラスコで大宴会。ひと段落したところで肉より季節の野菜が好きな作者が、おもむろに秋なすびを焼き始める様子。《アマゾンに日本村あり花胡椒》(三宅昭子)は「黒ダイヤ」と呼ばれた胡椒生産で有名なトメアスー移住地のことか。《物置に潜むサソリや威嚇の尾》(高谷幸子)の作者は、アマゾン河中流のモンテ・アレグレ在住。くれぐれも刺されないように気をつけて欲しいもの。