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東西南北

 バス専用道を作るなどして、悪名高い市内の交通渋滞緩和を試みてきたサンパウロ市だが、ラッシュ時になると途端に動けなくなるバスは今も少なくない。21日付アゴラ紙は、「最も遅いバスの路線」ワースト10を午前と午後に分けて発表しているが、いずれも時速わずか10キロ前後とかなり遅い。午前ワーストは西部のピニェイロス~ドン・ペドロ間行きの5100―10号で時速10・22キロ、午後の最悪は南部のヴァーロ・ヴェーリョ~カペリーナ間戻りで、なんとわずか時速7・91キロ。前者は今後の路線改定で廃止が決定しているが後者は存続。これからどういう改良がなされるのか。
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 マドゥーロ大統領が無理やりに押し進め、当選を決めたベネズエラの大統領選挙。ブラジルはじめ、多くの国が当選を認めない方針を打ち出しているが、そんな中で当選を喜んでいるひとりに、あのアルゼンチンのサッカー界の英雄、ディエゴ・マラドーナがいる。かねてから急進左派的な言動が目立ち、ルーラ氏やジウマ氏の擁護なども行っていたが、今回の選挙ではキャンペーン用の帽子までかぶってマドゥーロ氏を応援。何が彼をそこまでさせるのか。
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 寒冷前線到来で週末は急に冷え込んだサンパウロ市。19、20日の朝方は気温が10度以下となり、5月とは思えない冷え込み方をした他、サンパウロ州でも零下を記録した所が出た。予報だと、気温は今後、少しずつ和らいで行くようだが、それでも最高気温が23度に達するのは25日までかかるとか。このようなときは風邪をひきやすくなる。服を着込むなどで対策を。