ベネズエラ大統領選でのマドゥーロ氏の再選は世界中に波紋を投げかけているが、エスタード紙の記事によると、ベネズエラから亡命を希望する人も金銭的にかなり苦しいことが伺える。首都カラカスからブラジルのロライマ州まで来るのに一番安い手段はバスで、2ドルかかるという。一見安そうに思えるが、同国の最低賃金は現在3ドルだから、その時点でかなり苦しい。同紙の取材を受けた人の話によると、「同じ隣国でもブラジルの方がコロンビアより生活の質がよい」と、ブラジルを亡命先に選んだ理由を語っている。今後も同国からの移民が減ることはまずなさそうだ。
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21日未明、サンパウロ市セントロで、車を盗んだ夫婦が警察の追跡を逃れようとして、カンブシ地区でタマンドゥアテイ川に落ち、車が大破。この事故により、リリア・レジーナ・シルヴェイラ容疑者(37)は死亡。40歳の夫は病院に運ばれて一命を取り留めたが、退院後に逮捕の運びとなりそうだ。夫婦はこの日の午前3時30分頃にベラ・ヴィスタの駐車場に侵入して日本製のスズキの車を盗んだが、すぐに通報され、警察とのカー・チェイスになっていた。
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サッカーはそろそろW杯に向けて動きはじめており、他の大会は静かになって行く。リベルタドーレス杯やブラジル杯は今週いっぱいでしばらく休みに入るが、ブラジル全国選手権は、W杯開幕前日まで週2試合のペースで行われ、試合を一気に消化することになる。W杯の間は一切の試合がなくなるから、選手にとって休みにはなるが、それにしても過密だ。