ホーム | 日系社会ニュース | JH=開館1年、持続性が課題=次回企画展は「香と味」

JH=開館1年、持続性が課題=次回企画展は「香と味」

会合を終えた運営委員ら

会合を終えた運営委員ら

 ジャパン・ハウス(平田アンジェラ館長)は、「第9回運営委員会」を15日に開催した。今後の持続的運営に向けて、展示における協賛企業の獲得策が協議されたほか、企業会員制度の構築に向けて検討が進められてゆく見通しだ。
 開館から1年間で当初の予測を遥かに上回る76万9502人の来館者を迎えたJH。野口泰総領事は「伝統的な文化施設の一角を占める認知度になった」と手応えを語る一方で、「いかに持続可能なものにするかが今後の課題だ」という。
 具体的には「進出企業の販売促進にも今後どんどん力を入れていきたい」と語る。来月には、無印良品のポップアップストアが同館に出展することが決定している。今後、同社はファスト・ショップと提携し、現地生産、市場展開を図っていく見通しだ。
 また、次回企画展についても構想が明かされた。テーマは「香と味(Aromas e Sabores)」。外国人には解りづらい第5の味「旨み」などについての展示となり、今後、協賛企業の募集を本格化させる。