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コロンビア=ドゥケ氏とペトロ氏で決選投票=中道右派と急進左派の対決に

 27日、コロンビアで大統領選の一次投票が行われ、中道右派のイヴァン・ドゥケ氏と、元ゲリラの左派グスターヴォ・ペトロ氏が決選投票に進んだ。27日付ブラジル国内紙サイトや28日付同国内紙が報じている。
 一次投票でトップに立ったのはドゥケ氏で、39・14%の票を獲得した。同氏はアルヴァロ・ウリベ元大統領の政党「中道民主」の候補で、現在41歳と若い。
 2位に入ったのは前ボゴタ市長のペトロ氏(コロンビア人道運動)で25・08%。同氏はかつて、ゲリラ集団M19のメンバーでもあった人物だ。同氏は、中道左派連合のセルヒオ・ファハルド氏(23・73%)をわずかにかわして勝ち上がった。
 中道左派系の現大統領のフアン・マヌエル・サントス氏は2010年から2期8年大統領をつとめたが、後継者を送りこめずに終わった。
 今回の選挙で右派のドゥケ氏がリードを奪ったのは、左翼独裁政権の圧政を逃れようとして、ベネズエラから大量の移民が同国に入国していることで、左派への反感が高まったためだと見られている。
 決選投票は6月17日に行われる。