パラナ州ロンドリーナ市のインテグラーダ農業組合では、大豆やミカンの加工品が港に送れない一方、港から飼料が届かないで困っている。
組合長の橋本ジョージさん(65、3世)は、「野菜や畜産物を扱っていないから商品が腐るようなことはないけれど、1週間以上ものを動かせていない。ほとんどの組合員は自分の会社や農場で待機していて、組合には一部の人しか来ていないよ」と話す。
「組合員のなかにはストに参加している人もたくさんいる。彼らは生産したものを自分で運んでいるから、燃料の価格の影響を受けている。だから、あまり組合内ではストの話はしないようにしているよ」と気にしている様子。
それもあって「一刻も早くストが終わってほしい。皆にとって良いように終わればいいけれど…」と不安そうに話した。
サンタカタリーナ州のラーモス移住地の山本和憲さんは、「シイタケなど一部は収穫期なのに運搬できずに困っているが、梨やニンニクなど主だった作物の収穫を終え影響は限定的」と話す。
一方、「この地域の非日系人は牛を飼っているから、そちらは飼料が届かなくて大変そうだ」と話した。
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