ロシアワールドカップに出場するブラジル代表は、5月28日からロンドンでトレーニングキャンプを行っている。
ブラジルのワールドカップの初戦は6月17日で、ブラジルはその2週間前の6月3日と、1週間前の6月10日に、親善試合を行う。
正式に代表メンバー23人が決定してから初の国際試合となる3日のクロアチア戦(リヴァプール開催)を前にして、チッチ監督には気がかりな事が発生。南米予選でレギュラーとして活躍、リオ五輪でもネイマールと共にオーバーエイジ枠で金メダル獲得に貢献したレナト・アウグスト(北京国安)が故障したのだ。
レナト・アウグストは左ひざに炎症を起こし、リヴァプールにも飛ばず、ロンドンに残って調整する。レナト・アウグストは、5月21日に元気な状態で代表に合流した選手の中では最初の故障者だ。
合流前から故障を抱えていたファギネルやダグラス・コスタは順調な回復を見せているが、3日の先発からは外れる。
そして何よりブラジルの大黒柱ともいえるネイマールは、60分ほどはプレーできる状態だと代表のメディカルスタッフは語っている。
2月末よりプレーしていないネイマールは、「(復帰に向けて)正直、不安な気持ちもある」とメディアに打ち明けている。また、「彼は決勝トーナメント以降にベストコンディションになってくれればよい」との見方もある中、「大会本番前ラスト2」の試合にどれほどの時間起用するのかが注目される。怪我の再発だけは避けたいが、試合勘を戻すことも同じくらい重要だ。
ドイツやスペイン、フランス等と並び優勝候補に挙げられるブラジルだが、選手のコンディションに一抹の不安を抱えながらクロアチア戦に臨む。(1日付グローボ・エスポルテより)
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