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《ブラジル》サメに襲われた青年死亡=ペルナンブコ州の海岸で

 ペルナンブコ州州都のレシフェにほど近い、ジョボアタ・ドス・グアララペス氏のピエダーデ海岸で3日午後、18歳の青年がサメに襲われ、救助されたが、4日朝、死亡した。
 青年が襲われたのは午後4時半頃で、左足とペニスの一部を食いちぎられた青年は、救急車で同市内の空軍病院に運ばれた後、ヘリコプターでレシフェ市の病院に運ばれて手術を受けたが、助からなかった。
 関係者によると、青年は、ピエダーデの空軍病院とレシフェに向かうヘリの中の2回、心停止も起こしたが、各々で蘇生術を施された。
 レシフェ市の病院に着いた時は出血多量で意識はなく、手術室に直行。出血を止めるため、食いちぎられた足を切断した後、輸血などの措置も受け、集中治療室に入ったが、重体で、4日未明に息を引き取った。
 青年が襲われた海岸では、4月にも男性がサメに襲われる事件が起きており、危険を知らせる看板も立てられている。
 関係者によると、青年は友人達と海中に入っていたが、救助隊員が危険を察知し、水から上がるよう促したその時にサメに襲われたという。
 今回の事故により、ペルナンブコ州では今年の4月以降、65人がサメに襲われて、25人が死亡した事になる。
 青年の葬儀と埋葬は5日に、ジャボアタン・ドス・グアララペスで行われる。(3、4日付G1サイトなどより)